金田久美子プロ特別インタビュー 第5弾 金田プロが練習中から心がけていることとは?
ショットの練習は、1球1球コースの状況を想定して打つ
――アマチュアの中には、「練習しているのにスコアがよくならない」と嘆く人も少なからずいます。練習では、どんなことに気をつけると効果が上がりますか。
「ショットの練習ももちろん大事ですけど、スコアをよくしたいのなら、アプローチとかパターをたくさん練習するほうがいいと思います」
――プロは練習時間の大半を、ショートゲームの練習に費やしますからね。ただ、アマチュアには、プロのように恵まれた練習環境がないことも事実です。
「そうですね。どうしてもショットの練習が中心になってしまうのであれば、1球1球、コースの状況を想定して打つのがいいと思います。私も、ショット練習の時には、『あの辺にグリーンがあって、ピンが左にあって、その左にはバンカーがある』みたいに、すごく具体的にイメージを作って打つようにしています。真剣にイメージするほど、コースでのショットの予行練習みたいな感じになるので、実際にコースで打つ時にプレッシャーが少なくなるという効果もあるんです」
「『こういうボールを打つ』と決めたら、そこからは迷わずに、ボールを打つという手順だけを淡々とこなす」
――メンタルの訓練にもなるというわけですね。
「そうなんです。できれば1球1球、コースでやるのと同じルーティン(ショット前の決まった手順)で打つのがいいと思います。例えば、グリーンの左右にハザードがあって、落としどころが狭いという場合、誰だってプレッシャーを感じてスムーズにスウィングすることが難しくなりますよね? でも、最初にいろいろな状況判断をして、『こういうボールを打つ』と決めたら、そこからは迷わずに、ボールを打つという手順だけを淡々とこなすと、あまりプレッシャーを感じないで打つことができるんですよ」
――ルーティンの効果ですね。
「私も、試合ではルーティンに入ったらなるべく『構えて、打つ』ことだけに集中するように心がけていますが、やっぱり練習の時から意識してやっておかないと、なかなか上手くいかないんです。アマチュアでも、上手い人ほど、そういうことをいつも意識して練習してますよね」
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