一般的にスタンスは自分の肩幅に合わせるようにするとよい、と言われています。
ここで「一般的に」とお伝えしている理由は、人によって、やや狭い方が良い場合、やや広い方が良い場合があるためです。
比較的体重移動を使ってスイングするタイプの方は、スタンスはやや狭めになります。逆に体の回転でスイングするタイプの方は、スタンスはやや広めとる傾向があります。
基本的な「スタンス」幅の取りかた
ゴルフでの「スタンス」とは、簡単に言うと、ボールを打つ時の両足の幅のことを指します。
基本ということで今回もまずは7番アイアンでのスタンスをご説明いたします。
自分に合ったスタンス(=足の幅)で、動きやすく
また、7番アイアンでは「スタンスは肩幅に合わせましょう」と言いましたが、7番アイアンを中心として、それより長いクラブ(ドライバーに近くなる)になればなるほど、徐々に肩幅より広くなっていきます。逆に、それより短いクラブ(ウェッジに近くなる)になればなるほど、徐々に肩幅より狭くなっていきます。
「スクエア」を意識して
また、スタンス(=両足の幅)をとる際の両足の向きも重要になります。基本的に現代のゴルフでは、両足の向きはゴルフボールと目標をつなぐ線と並行に構えます(=スクエアスタンス)。その他に「オープンスタンス(=両足の向きが目標より左向き)」や「クローズドスタンス(=両足の向きが目標より右向き)」といったスタンスの取り方もありますが、それはまた別の機会に応用編としてご説明します。
このように自分に合ったスタンスを体に覚えさせ、いつでも安定した構えをとれるようにしましょう。
植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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