慣性モーメント

慣性モーメントとは

ゴルフにおける慣性モーメントとは、クラブフェース面のスウィートスポットでボールをとらえることができなかった時、どの程度フォローされるかという許容範囲を示す数値です。正確にはヘッド左右慣性モーメントと呼ばれます。この数値が大きなクラブほど、芯でミートしなかった場合にもミスショットとなる可能性が低いのです。

数値の大きなヘッド

実際に販売されているゴルフクラブのスペックには、ヘッド左右慣性モーメントの数値が記載されているということはありません。そのため、どのようなクラブの慣性モーメント数値が高いのかを判断するには、ヘッドの大きさを見ると良いでしょう。慣性モーメント数値が高いということは、スウィートスポットの範囲が広いという解釈ができます。クラブヘッドの大きなクラブがそれに該当します。

二つの慣性モーメント

ヘッド左右慣性モーメントは、主に二つのタイプに大別することができます。要するに、横方向と縦方向の慣性モーメントが存在する、と考えれば良いでしょう。横方向への慣性モーメント数値が大きければ、ヒールやトゥ寄りのフェース面でインパクトしてもある程度許容されますし、縦方向の数値が大きい場合は、上下にインパクトポイントが多少ずれてもミスショットになりにくいのです。