フェアウェイウッド 飛距離を上げる、対策と練習方法

私の目標はフェアウェイウッドの飛距離を上げることでした。長めのミドルホールやロングホールで使うフェヤウェイウッドの飛距離がもう少し伸びれば、ゲームの組み立てがし易しくなります。色々調べてみましたが、飛距離を上げるにはヘッドスピードを上げれば良い事とヘッドスピードを上げるにはダウンスイングで手首のコックを上手く使えば良い事も判りました。

対策が判れば次は練習方法です。手首のコックを上手く使うとは、トップの時にできているコックの力を小出しにしないでインパクトの時最大の力が出る用に使うと言う意味です。一般的にタメと言う言葉を使いますが、コックのリリースはなるべく我慢してインパクトの直前に解いてやると効果的です。練習には畳叩きのイメージを取り入れました。ボールの場所に畳を立てておいて埃を叩き出す感覚です。

実際畳が有る訳ではなく打つのはボールです。やはり抵抗が小さいので直ぐに感覚は無くなります。感覚を忘れない為2度ワッグルで畳を叩いてからボールを打つようにします。それと自分の部屋にマットレスが有ったのでそれを立てて叩いてみましたが、こちらは実際に叩く事ができてより感覚をつかむ事ができました。そんな練習をしているうちにおぼろげながら手首の使い方が判ってきました。

最近はフェアウェイウッドの進化も激しく、簡単に打てるクラブとして浸透してきました。私は3Iアイアン（190Y）と3W（230Y）の中間の距離が欲しくて5Wを購入しました。簡単は簡単なんですが、いまいち距離が出ない。どうもボールが高く飛び過ぎているような感じです。そんなフェアウェイウッドの飛距離を上げる為にしている練習方法を紹介します。

フェアウェイウッドを使う状況として、グリーンを狙って打つケースが多いです。なので意識がグリーンや周りにあるバンカーや池などに向かって、しっかりボールが捉えられていませんでした。クラブフェースがアウトサイドインの軌道でボールに当たっているので、スライス気味の回転が掛かり飛距離をロスしていました。あとは楽にボールが飛ぶ分だけ、フィニッシュまでしっかり振りきれていない事が多かったと思います。

対策として、フェースが開かない（上を向かない）様にバックスイングし、フェースを閉じる（地面の方を向く）様にフォロースルーすることを意識するようにしました。練習場でもハーフスイングでフェースの向きを確認してから打つようにし、結果として飛距離は伸びました。ただし手先で操作するとフックしますので、体の回転に合わせてフェースの向きが変わる様に練習してください。あとはコース上でグリーンなどを意識しないで打てるかどうかなのですが、こればっかりはなかなか難しいですね。

フェアウェイウッドは飛距離も方向性も要求される難しいクラブです。傾斜のあるコース上で打つ為、スイング自体が前後、上下のどちらにずれてもミスショットにつながります。飛距離が出る分、ミスの影響も大きくなります。昔はよほど自信のある時しか使いませんでしたが、最近のクラブは幾分簡単になっていますので、直接グリーンを狙う為に使う事も増えてきました。しかし、打ちやすい分だけボールが上がりやすくなっており、距離が足りずショートすることも多いように感じていました。

ある時、打ちおろしのホールで傾斜に負けない様に左足をしっかり踏ん張ってスイングした時に、距離を計算して打ったはずのボールが軽々とグリーンを超えてOBになりました。芯を喰った感があり、その時はロフトが立っていたのかなとも思いましたが、平地で同じように踏ん張って打った時も同じように飛距離が伸びたのです。今まではレベルスイングを意識はしていましたが、スイングの高さを変えない様にする為に効率的に力が使えていなかったのだと思います。

個人的な感覚ではありますが、フェアウェイウッドの飛距離を上げる為の対策は、左足を踏ん張って打ち降ろしの時のように斜め下方向に振り抜いていくような感覚で打つことだと考えます。身体ごと突っ込む感覚だとダフリ等の原因になるので、あくまで足を踏ん張るイメージです。練習方法としては、練習場の2階席、3階席で実際に打ちおろしのショットを打つつもりで左足体重からスイングし、足を踏ん張って振り抜く練習を行います。分かり難くて恐縮ですが、突っ張るのでも突っ込むのでもなく踏ん張る感じです。試してみてください。

私は払うイメージで打つフェアウェイウッドが好きで3本バックに入れています。3番は女性でも上がりやすいタイプなのでとても相性が良く、スコアメイクに欠かせません。5番はライが悪くても安心でき距離もそれなりに出せます。9番は弾道が高くピタリと止まるので、ショートホールやグリーンをオーバーしたくない時に使います。

フェアウェイウッドで飛距離を上げる対策として、背中の張りを意識して構えるようにしています。オーバースイングにならないように、背骨に軸が通っている感じで、その軸に巻きつくイメージで体の傾きをキープしたまま打つとスイングが安定します。

具体的な練習方法としては、スタンスは少し広めでボールから離れ過ぎないようにします。左の小指を巻き込むように低目に始動し左肩と目線を意識してトップまで、下半身から切り返し、アゴを引き加減でダウンスイングすると背中の張りもキープでき頭が動くのも防げると感じています。気をつけているのは、グリップは少し短め、タメからの切り替えでは右膝を左つま先方向に向けること。左膝の伸び上がりを我慢して左のお尻を斜め上に回す感じでクラブに振られてフィニッシュすると上手くいきます。とにかく力が入ると色々なミスが出るので、クラブのしなりを感じられるように心がけています。

フェアウェイウッドの飛距離を上げるための一番のポイントは、ボールを真芯で捉え低くても良いのでボールを上げることで、ボールが上がり切れず地面をバウンドしていく球になると飛距離が稼げません。そのための対策としては、大ぶりになりすぎないコンパクトなスイングと、内股体重の感覚、そしてボディターンをきっちり行い最後まで振り抜くことです。

私が気をつけている練習方法は、スタンスを少し広めにとり、両肩とグリップの三角形の形を崩さず、インパクトでは少し打ち込むことです。練習場では低目のティーアップをして、ターフを取るイメージで打ち込み加減でソールの滑りを意識します。特に冬場や雨の後など地面のコンディションが悪いときにはボールが転がりやすいので、下半身リードの腰の回転を意識します。

また、肩や腕の力を抜いてクラブの重さを感じながら振れると飛距離は伸びてくれます。クラブの丈が長目なので、振り遅れないように下半身と上半身を上手く連動させることにも意識を向けています。また、トップからの切り返しの後、左サイドでしっかり受け止められるように、左の内股を少し入れるようなイメージでスイングしています。ダウンスイングではアゴと右腕のつけ根を合わせ、苦しいけれど背中をしっかり回して両手で押し出す感じで振り抜けると飛距離アップにつながる感触があります。